学生時代、一緒に授業を受けている同級生の横顔にドキドキした、という経験がある人は少なくないだろう。では、卒業後に行われる同窓会で恋愛が生まれる ことはあるのだろうか。
同窓会で恋心を抱いたことがある人の相手 （出典：トレンダーズ）
トレンダーズの調査によると、「同窓会で再会した人と恋愛したいと思いますか？」と尋ねたところ、「思う」は21％。5人に1人は肯定派のよう だが、その理由としては「共通の思い出があるから」（38歳男性）、「昔から知っている人だから安心できるから」（23歳女性）という意見が挙がった。
一方、実際に同窓会で再会した異性に対して、恋心を抱いたことがあるという人は8％だった。その人たちにどんな人に恋心を抱いたか聞くと、最も 多かったのは「当時好きでも嫌いでもなかった人」で47％。以下、「当時無料サイトで出会って片思いしていた人」（42％）、「当時の恋人」（18％）、「当時の存在を覚えて いない人」（5％）が続いた。
さらに実際に恋愛に発展したという人にエピソードを聞くと、「同窓会では素知らぬ振りをされていたのに、後日電話がかかってきて付き合った」（45歳女性）、「当時の彼女と自然な流れで再燃した」（41歳男性） 、「お互い恋人はいたので浮気で終わった」（32歳男性）などがあったが、中には「10年ぶりの再開で、いつの間にか付き合うようになり、最終的に結婚し た」（30歳男性）という人もいた。
恋心を抱いたという人はある程度いるようだが、逆に幻滅したという人はどのくらいいるのだろうか。「同窓会で再び出会いがあった、当時タイプだった異性に 対して幻滅したことはありますか？」と聞くと、「ある」は16％と恋心を抱いたことのある人より多かった。
出会いのきっかけがネット上の掲示板とはいえ、それが赤い糸で結ばれた出会いの可能性は十分にありえるのです。
具体的にどんなことに幻滅したか尋ねると、「20代のうちに起業して成功すると言っていたクラスメイトが、結局コネで入った会社でサラリーマン だった」（28歳女性）、「頭がハゲるだけでなく、お腹だけ出るような太り方をしていた」（36歳女性）、「昔はピカイチかわいかったが、老けて普通のお ばさんになっていた」（41歳男性）などがあった。
学生時代は比較的平等な立場であるものの、社会に出てからは格差が生じてくるもの。「同窓会で会った同級生の近況を聞いて、優越感や劣等感を感 じたことはありますか？」と尋ねると、「優越感」では11％、「劣等感」では19％が経験があると回答した。
「優越感」の内容では「年収がほかの同窓生に勝っていたから」（49歳男性）、「友達よりも自分の方が肌がきれいだった」（45歳女性）、「結 婚して子どもがいるから」（29歳女性）などがあり、劣等感では「意外な人が医者、弁護士などのステータスのある職業についていたこと」（39歳男性）、 「大手企業に就職していることを聞いた時」（29歳男性）、「独立して会社を経営しているらしく、劣等感を感じた」（46歳男性）などがあった。
インターネットによる調査で、対象は20～40代の男女1000人（男性500人、女性500人）。調査期間は3月1日から12日。